第7回路面電車サミット報告

第7回路面電車サミットが、土佐電鉄開業100周年を記念して高地市にて開催されました。 その目的は、土佐電鉄の100年を振り返りながらユニーバサルデザインの時代における都市居住と路面電車を生かしたまちづくりの考え・啓発するサミットにしたいと。  その概要は、プログラムから推察いただけるものでありますが、国土交通省がいよいよ本格的にLRTを「新しい都市交通システム」として推進するという姿勢の表明であったように見受けられました。

スケジュール

10月22日(金)〜24日(日) 高知市にて

プログラム

10/22(金)

  基調講演「都市の基盤としての路面電車」 国交省道路局 道路経済調査室長 深沢 淳志氏

10/23(土)

  国交省「我が国におけるLRTの実現に向けて」
   全国路面電車ネットワーク「路面電車の延伸・新設〜夢から現実へ」

10/24(日)

  基調講演「低床LRVの基礎技術の開発とこれから」
   報告「都市交通のユニバーサルデザインを目指して」 広電 中尾プレジデント

要旨

  1. 基調講演「都市の基盤としての路面電車」
       公共交通を使い易くする

個性ある地域づくりに果たすLRTの役割・・・地域が中心となったまちづくり

2.「我が国におけるLRTの実現に向けて」

  1. なんでLRTか
  2. 路面電車を見直す契機は何か
    道路を整備すると自動車の利用を誘発する・・・渋滞が解消しない
    アメリカのようなところでも、LRTが有効な解としてLRTが普及している。
    マイカーへのシフトによってまちが荒廃している。
    人口が減少していく中での鉄道ストックの活用・・大手民鉄の存続と活用
    社会の変化・・・地域の市民の力・・・地域の自力と振興=取り組みを自ら考えていく
  3. LRTの特性は何か・・・新しい都市交通システムである
  4. LRT整備が進まない要因
    縦割り行政の問題
  5. LRTの整備の推進に向けた概算要求の概要    LRTプロジェクトの概要

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