LRT各地の動き

東京都中央区で住民説明会開く

 98年9月7日、東京都中央区は、LRT導入構想について、清掃工場建設に伴う見返り施策の一つとして、初めて地元住民への説明会を開催した。

 東京都中央区は、JR東京駅と銀座、築地・晴海等の中央区内の市街地を路面電車で結ぼうという構想を素案という形で纏めた。交通量の多い市街地での利用の可能性や建設費・運営コストなど、クリアすべき課題は沢山あるが、路面電車は環境面から国際的に見直されている点を重要視しているもの。同区はそうした時流を背景に、欧州で盛んになりつつあるLRTの導入を計画。

 素案では、約9・5キロの環状形式の路線を提案。JR東京駅(八重洲口)から外堀〜中央〜晴海の各通りを通り、銀座、築地等に停車。勝鬨橋で隅田川を渡る。そこから晴海埠頭方面を回った後、北東に転じ、月島、中央大橋、八丁堀を通過し東京駅に戻る。平均時速15キロで1周38分の所要時間を想定している。

 自動車交通への影響を最小限にとどめるために、軌道は道路の左側に寄せ、左回りのみの単線として運行する。このため、ステイションは、主として、左側の歩道上に設置する。建設費は、約百7億7千万円を見込んでいる。乗客は一日一万九千人と予想、料金を百円程度とすると、運行七年目で単年度黒字になり、累計でも十五年目で黒字になると踏んでいる。

枚方・LRT研究会会報第2号目次へ戻る