金沢交通実験視察報告

 2000年10月10(火)から15日(日)まで金沢市の中心部において「出かけよう、まちへ!考えよう、バスの魅力!」と題して石川県と金沢市が交通実験を行った。

 この交通実験の目的は公共交通の利用促進、中心市街地の賑わい創出及び将来の新しい公共交通システムの導入に向けた交通状況の評価を目的にさまざまな交通実験を6日間にわたって実施した。

 交通実験のメニューは

  1. バス専用レーンの時間延長・区間延伸
  2. 最終バスの時間延長
  3. パーク・アンド・ライドの拡大実施
  4. 香林坊〜片町(金沢市中心のメインストリート)をバスと歩行者専用の空間に
  5. 「買い物バス券」のサービス

となっている。

 我々は最終日の15日に金沢に赴き、パーク・アンド・ライドと香林坊〜片町をバスと歩行者専用の空間にしたトランジットモールを中心に視察を行った。

 パーク・アンド・ライドについては今回の実験で臨時に設けられた野々市町横山地区内の駐車場を視察した。この駐車場では駐車料金は無料で、利用された方には往復のバス回数券(片道270円 券2枚)を無料で配布していた。利用客の状況はまずまずであった。市役所の方に伺うと、広告などでPRしたようだが、実際の現場では立て看板での表示(写真1)のみで広告を読んだ方しかわからないのではないかと思われた。実際、多くの車が気づかずに通り過ぎていったように感じた。

 バス+歩行者天国のトランジットモール(写真2)は最終日のみの実施であった。片側2車線、計4車線の道路のうち、郊外へ向かう道路2車線を歩行者天国、金沢駅に向かう道路2車線をバス専用道路として行われた。このトランジットモールは予めアピールしていたせいか大変賑わっていた。歩行者天国ではテーブルや椅子などを設置したり、若者が路上でフリーマーケットを行っていたりした。

 今回の実験は市民に交通に対して大きな関心を抱かせたように感じ取られた。バスではあるがトランジットモールを視察することにより中心市街地の歩行者空間の重要性を我々は再確認することが出来た。

 枚方でもこうした交通実験を行い、市民に対してより多くの人が交通に対して関心を持って頂くことが大切ではないでしょうか。

(参考資料 石川県ホームーページ http://www.pref.ishikawa.jp/toshi/) 

(文章 研究会世話人  平田 田畑(近畿大学学生))


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